「本町通り」は、酒造りの町として栄え、白壁土蔵造りの酒蔵や商家などが立ち並ぶ経済の中心地でした。
主屋部分は1802（亨和2）年建築の大型町家で、御船町の先哲・林田能寛の生家とも言われており、白壁の町の面影を今に残す、県内で最も古い商家の建物です。
江戸時代後期から明治時代に建てられた主屋と2つの蔵・離れの4棟が残されており、傷んだ梁を入れ替え補強したり、傷んだ白壁を竹とわらを使う「竹小舞」という伝統工法などの技術を用いて2010（平成22）年度から修復・復元し、2014（平成26）年度に完成しました。